100年の歩み
紙器製造販売を目的として創業
サラリーマンだった初代森井富作氏が独立して、燕駅前に「森井ボール箱店」として創業しました。当時、地元で製造の盛んだったヤスリをはじめ、キセル・銅器・茶こぼしなどを入れる紙箱の製造と販売を行ったのが始まりです。
資本金40万円を以って法人設立。商号を森井紙器製作所とする
二代目森井謹三氏が資本金40万円を以って、株式会社森井紙器製作所を設立し、社長に就任しました。
吉田工場を新設、段ボールケースの専業工場とし、商号を森井紙器工業株式会社と改める
昭和38年頃から、燕の洋食器の輸出が転換期を迎えます。当時は木箱に商品を入れて輸出していたのですが、輸出先から段ボールに変えるようにと、要請が強くなってきました。これは、輸出先のアメリカで段ボールが全盛になってきたためでした。このためお客様から「段ボールを作ってほしい」との要望が日々増えていったのです。そこで、現在の吉田倉庫の場所に、段ボールケースを専業とする吉田工場を新設しました。工場の前の国道もまだ舗装されていない時代でした。
この頃より、三代目森井富夫が専務として経営の全般を取り仕切るようになりました。同団地内に段ボールシートからケースまでの一貫工場完成
1978年(昭和53年)に吉田金属センターに加入し、この工業団地内に約4000坪の用地を取得しました。当社が段ボール一貫メーカーとして、生きていく事を決断した時期です。そして2年後、1980年(昭和55)年10月、段ボールシートからケースまで製造する一貫工場が完成しました。
新潟営業所を開設
生産能力がアップしたのに伴って、新潟市、県北地区への販売を拡大するため、新潟市寺尾前通りに新潟営業所を開設しました。(その後、新潟市北区に移転し、現在は新潟倉庫となっています)
三代目森井富夫が社長就任
実質的な経営者だった、三代目森井富夫が社長に就任し、事業を拡大していきます。
山形営業所を開設
山形方面の販売拡大の拠点として、山形県鶴岡市に山形営業所を開設しました。
物流部門を独立させ、モリックス運輸(株)を設立
受注量が多くなり、それを配送するトラックも次第に増えてきたため、物流部門を独立しました。当時は、認可制だったため、認可が下りるまでには膨大な資料が必要で取得まで大変苦労しましたが、一般貨物運送事業会社としてスタートしました。
ISO9002審査登録企業となる
1998年(平成10年)にISO9002の認証取得宣言を行い、翌1999年(平成11年)には全社員の努力の甲斐あって審査登録企業となる事ができました。
山形営業所を新築、移転
山形県鶴岡市内に用地を取得し、山形営業所を新築し移転しました。
東北営業所を開設
山形市内で取引のあった段ボール会社が廃業するにあたり、その取引先を引き継ぎ、東北営業所を開設しました。
香港現地法人(森井香港有限公司)設立、中国シンセン駐在員事務所開設。
グローバル化を見据え、中国への事業拡大のため、香港現地法人を設立し、中国シンセン駐在員事務所を開設しました。
ISO14001審査登録企業となる
世間では、環境への意識が高くなってきたためISO14001の取得へ乗り出し、苦労の甲斐もあって、審査登録企業となることができました。
四代目森井康が社長就任
四代目森井康が社長に就任しました。
中国現地法人 森井包装設計(シンセン)有限公司設立
駐在員事務所から中国の現地法人として、森井包装設計(シンセン)有限公司を設立しました。中国に進出する日系企業をターゲットユーザーとし、包装資材商社としてスタートしました。
中央工場建設、三菱重工 EVOL84を導入
中央工場建設し、三菱重工社製「EVOL84高速4色刷印刷製函機」を導入しました。
東京営業所を開設
紙製什器やディスプレーなどの営業拠点として、東京都中央区に東京営業所を開設しました。(その後、東京都港区新橋に移転して営業しています)
東北営業所を新築、移転
寒河江市中央工業団地に用地を取得し、東北営業所を新築し移転しました。
燕子ども応援 おひさまプロジェクト~太陽光発電「屋根貸し」事業~参加
「燕子ども応援☀おひさまプロジェクト」は太陽光発電の普及によるクリーンエネルギー化を推進するとともに、発電により生じる収益を「燕市子ども夢基金」に寄付し、次世代の社会を担う子どもたちの健やかな育成に役立てることを目的とした燕市の事業です。中央工場の屋根に発電量200kWの太陽光発電設備を設置し、この夢のある事業に現在も参加しています。
燕市と災害時における物資調達に関する協定を締結
当社が燕市と災害時に避難所物資の供給を行う協定を締結しました。この協定は災害時に避難所の設営などで活用する間仕切りやベッド、学習机等の段ボール製品などを当社が提供するものです。東日本大震災の際にも、燕市内の避難所に段ボール製の物資を提供しており、2016年に熊本地震発生した事を受けて、当社から燕市に災害時の支援を打診したことがきっかけとなっています。
三菱重工 EVOL115を導入
本社工場に三菱重工製「EVOL115高速3色印刷製函機」導入しました。
新出荷棟を増築
本社工場に会議室も兼ね備えた三階建ての新出荷棟を増築しました。
創業100周年、法人設立70周年を迎える
皆様のおかげで創業100周年を迎えることができました。