代表ごあいさつ

創業100周年の感謝

1919年1月(大正8年)初代森井富作により創業。当時地元で製造の盛んであったヤスリやキセル、銅器、茶こぼしなどを入れる紙箱の製造と販売を行う「森井ボール箱店」が始まりでした。1949年12月(昭和24年)に二代目森井謹三により株式会社森井紙器製作所を設立。昭和38年頃より地元燕の洋食器や金属加工製品製造が栄えると同時に梱包も木箱から段ボールケースへのニーズが高まって参りました。1980年10月(昭和55年)には三代目森井富夫により現在の吉田金属センター団地にコルゲートマシンを据え、当社が段ボール一貫メーカーとしてスタートしました。

お蔭様をもちまして間もなく創業100年、設立70年を迎えます。これもひとえに多くのお客様、パートナーの皆様、歴代及び現社員とグループ社員そしてそのご家族、地域等多くのステークホルダーの皆様に支えられこれまで成長そして継続が出来ました事、心より感謝申し上げます。

日本の段ボール産業も1909年に誕生し、間もなく110年を迎えます。日本の経済成長と共に、各種製品を包み支え、物流の担い手として発展して参りました。わが国における段ボール製品の回収率は95%を超え、段ボール製品への再生率は92%を超えており、リサイクルシステムを確立させた環境循環型産業になりました。

現在の段ボール産業における包装梱包ニーズも少しずつ変化し、昨今ではEコマースによる消費が盛んに行われるように、多品種少量ロットや軽量小型化、印刷の簡素化等梱包も変化してきております。弊社の経営理念である「地球にやさしく・包装文化の創造・社会への奉仕」、この理念のもと、次の100年に向けて、関係する皆様方と共にニーズに対応できるフレキシブルな企業として、未来永劫必要とされる存在であり続けたいと思います。

創業100年、設立70年の心よりの感謝と共に今後も変わらぬご指導ご鞭撻を宜しくお願い申し上げます。

平成30年11月1日
森井紙器工業株式会社
代表取締役 森井康